coolbodymakerのすっきりスリム生活

すっきり身軽に暮らすための工夫と実践の記録

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富士山登山を振り返って

   

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7月11日、12日の週末に富士山に登って降りて来た。
最も初心者向けと言われる吉田コースを1合目から登った。
1合目から登るのは高山病対策のためである。

富士山を登る時に気をつけたこと

筋負荷的にはそれほどつらくはない。
が、一気に大きい筋肉を使うとそこに酸素が取られてしまい、頭に行く酸素が不足して頭が痛くなりそうになる。
なので、体の中で一番大きい筋肉である太腿の筋肉をなるべく使わないような作法が必要になってくる。
なるべく小股で、脚を上げなくてすむようなコース取り。
それが難しかった。
体に取り入れる新しい酸素を増やすためには、深く大きく息を吐くことがとても効果的。

水分が少ないと体の恒常性や各機能がうまく働かず、高山病になりやすいらしい。

トラピストのツアーや、その他バスツアーの団体と何度か行動を共にする状況があり、引率のガイドの方のアドバイスを逐一吸収して実行するようにした。それがとても役に立ったと思う。

特にポールの必要性は感じなかった。
それより、大きな石が重なったようなところでは這いつくばって手を使って登ると登りやすかったので、ポールはない方がいいと思った。

特にきつく感じたのは8合目前後。8合目、本八合目といつまでも八合目が続くような気持ちになった。
9合目以降は楽になった。

富士山を下るときの印象

下りは駆け抜ければいいのだろうと甘く見ていたら、下りで足が痛くなってすごく辛かった。
赤い細かい砂利の層が10cmくらいの厚さで積もっている急角度の道を下る。
足首にモンベルのトレッキングシューズのどこかが当たり、痛くてたまらなかった。
折り返しごとに休憩した。
こんなに足がいたいならトレランシューズの方がいいのかもしれない。
トレランシューズ+スパッツでいいのかもしれない。
外人は普通に見えるナイキのスニーカーで降りていた。
Wさんにポールを一本貸してもらって、それがすごく役に立った。二本で使おうとしたらうまくいかなかった。一本が良かった。

5合目についてから5合目バスターミナルまでが結構遠くて、最後の最後、きつかった。

山小屋用に持って来ていた軽いサンダルがあって助かった。最後、バスターミナルから家までそれで帰った。

トイレについて

富士山のトイレは5合目から一律200円の有料。そのトイレに対して一度200円払えば何度使ってもいいらしい。
紙を便器内に捨ててはいけない。水で流せないからね。
しかし、ひょっとした気のゆるみで一度便器内に紙を落としてしまった。
とてもじゃないが拾う気になれなかった。
すまぬ。
責めてくれ。許さなくていい。
どうしても拾えなかった。
やっぱり、水洗じゃないトイレは臭い。
息をとめているようにしたがふと息とめモードが緩んだスキに強烈な暴力的な臭いに襲われた。おええ。
本当は行きたくなかったけど、宿に泊った時も緊張からかいつも快調なこの私に珍しく、お通じがなかった。
いつも快調なので、1日出ないだけでもお腹が張ってつらくなってくる。
出せそうなタイミングが来たら行っておかないと今後がつらい。
そう断腸の思いで富士山トイレに入った。
あのような山のなかでトイレが運営されている事自体が大変ありがたい事だとは思う。
でも本当にすごい臭いなのだ。
最近は駅のトイレも本当にキレイになって、あんな臭い忘れていたよ。
昔の公衆トイレはみんなあんなだったよなあ。

行動食について

詳細は下記リストに持ち込んだものと実際の消費数、食べたときの感想を評価としてまとめた。

  • 水分含有量の多いものがいい。クッキーならしっとりタイプ。粉物より羊羹。
  • 甘いものばかりだと飽きるかと、しょっぱめのものを入れたが、そんなに食べたくなかった。
  • 多く持って行きすぎた。2日目は宿で弁当を作ってもらえたので、こんなに必要なかった。
  • 男梅、ゆず皮干しは良かった。干し梅は各社出しているが、男梅のものが甘さと塩気のバランスが良く、一番美味しく食べられる。
  • 品名持込消費評価
    柿ピー
    塩羊羹
    カントリーマームチーズ
    トレイルミックス0.8
    サラミ小
    塩バターケーキ(クリエイト)多かった
    小あんドーナツ多かった
    男梅(干し梅)0.5
    ゆず皮干0.1

    飲料水について

    はじめに武蔵小金井駅でら500の水のペットを入手。容器が割と丈夫な炭酸水にした。

    その後5合目の佐藤小屋で500の水を一本。
    値段は300円か350円だった。

    下界での市場価格とくらべると3倍以上でべらぼうに高く、購入を躊躇したが、やがてこの価格がむしろ良心的であったことを思い知るようになる。

    7合目あたりでペット一本400円になる。

    8合目から上は500円。
    頂上についたらもはや1000円くらいになってしまうのか?という恐怖から9合目くらいで多めに買うようになったが、その心配は必要なく、頂上でも500円で販売されていた。

    頂上手前で、気分を変えてポカリを買ってみたら美味しかったので、その後2回くらいかったのだが、最後は甘過ぎるように感じられ、閉口した。

    ポカリ2本までだな。

    全体でペットボトルに費やした費用は3500〜4000円くらいだろうか。
    振り返るとこの費用がばかにならなかった。

    リュックについて

    スポーツオーソリティで購入したコールマンの30Lリュックで行った。
    容量的には丁度よかった。
    しかし重く、肩に食い込み、腰のベルトを締めると却って背中が痛いので、ベルトは絞めず、重量を肩から地面に流すようにした。
    肩にはかなり負担がかかった。

    もっと背中や肩や腰の負担について考慮されたザックが欲しいと思った。

    服装について

    雨が全く降らず、晴れてむしろ暑かった。
    モンベル中綿ジャケット、雨合羽は日の出撮影中に防寒用で役に立った。

    下から
    モンベルトレッキングシューズ
    モンベル化繊トレッキングソックス
    下山時にモンベルスパッツミドル丈
    CW−Xタイツ
    モンベルロングパンツ
    フィットネス用ショーツ
    モンベルジオラインタンクトップ
    モンベル化繊ブラ
    ノースフェイス半袖化繊T
    モンベル化繊中厚手長袖山シャツ
    ダイソー手のひら側滑り止めつき薄手軍手
    今治タオルマフラー
    楽天で買ったUVハット、あごひも付き

    これ以外に予備で持って行ったものは不要であった。

    後に振り返って、下山時の足の痛みの原因はモンベルの化繊ソックスだったようだ。
    足にフィットした方が良いかの素人考えで21-23サイズを選択したが、これが過ちだったようだ。

    その後の登山用に22-24サイズのウール靴下を買い、行った山行きでは足は痛くならなかった。
    小さめの靴下による足の締め付けが大問題となったようである。

    害虫について

    上りはじめの馬返しでトイレに行ったWさんを待っている間、ふと腕がちくちくするな、とアームカバーをした左腕を見やると大型化したハエのような虫が私の腕に食いついている!
    腕を振っても振り払っても離れない!
    なにこいつ〜!
    痛いし気持ち悪い〜
    離れろ!離れろ!
    しつこい!
    結局、ザックの中から防寒用に持って来ておいた中厚手のモンベルの山シャツを取り出してはおり、物理的に食いつかれないようにしてやっと奴とお別れする事ができた。
    後日記憶の中の奴をGoogle画像検索したところ、奴はぶよだったことが判明。
    ぶよはしつこいらしい。
    実際、登山から約2ヶ月たった最近、吸い口のカサブタ、色変化などがとれて(というかツメではがしたが。)かゆみを感じないようになった。それまでは一日に数回、かゆみがぶりかえしていた。
    本当にしつこい。
    さされてすぐの処置としては毒を吸い出すのがいいらしい。
    ぶよには虫除けベールは効かないらしい。あれは蚊専門らしい。

    神社と神社前イタリアン

    北口本宮富士浅間神社、これはこれでなかなかいい被写体。木が大きくて、人が少なくてもっと撮りたかったが、時間が迫っているのであきらめた。

    神社前に伸びる道を少し行った左側に洒落た湘南辺りにありそうなイタリアン店があった。
    そこに入った。
    当たりの店だった。美味しいし、たんぱく質も糖質も充分に補給できて、あの量にしては安い!
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    サンダル

    昔たしか郵便局で保険に入った時にもらった軽量サンダルを持って行った。これが非常に助かった。
    トレッキングシューズで足が痛くてたまらなくなり、下山後5合目からこれに履き替えた。すごく楽になった。

    富士急行バス

    5合目からは富士急行のバスで駅まで行く。
    立派な観光バスだった。

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